この時期、新しい大河ドラマ(NHK)の話題が増える。2024年は「光る君へ」。源氏物語の作者、紫式部が主人公だ。そこでやはり紫式部の関係地を深掘りする企画が目白押し。宇治市、大津市の歴史的な背景を掘り下げながら、新たな魅力を発見する取り組み、「~平安時代にタイムトラベル~ 『めぐり逢ひて、紫式部』」が滋賀県、大津市、宇治市、京都府観光連盟、京阪ホールディングス(大阪市)の企画でスタートする。第1弾はスタンプラリーだ。
平安時代に思いをはせながら、源氏物語など紫式部の軌跡を追うスタンプラリー。大津市や宇治市をはじめ、京都府と滋賀県に設けられた4カ所のスタンプポイントで、パンフレット内の応募用紙にスタンプを押印し、必要事項を記入して各スタンプポイントに設置されている応募箱に応募すると、抽選で宇治市賞「紫式部ゆかりのまち宇治魅力発信プロジェクトのノベルティグッズと宇治市産抹茶セット」や、大津市賞「おおつ光ルくんが選ぶご当地商品セット」がプレゼントされる。実施期間は2024年1月9日~3月24日。第2弾は探訪エリアを拡大し、内容をさらに充実させ、4月に行われる予定だ。
ほかにも、宇治市源氏物語ミュージアムでは、特別企画展「このわたりに薫る君やさぶらふ」(入館料は大人600円、小人300円)が2月4日まで開催されており、光源氏の物語だけではなく、「宇治十帖」について屛風(びょうぶ)や画帖、版本で紹介している。また、お茶と宇治のまち交流館「茶づな」では、「光る君へ 宇治 大河ドラマ展 ~都のたつみ 道長が築いたまち~」(3月11日~)、石山寺境内明王院では「光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館」などが開催され、関連企画も充実。2024年は京阪沿線で、平安時代にタイムトラベルした気分を味わえそうだ。