2月6日に発表された総務省の家計調査によると、2023年の1世帯(2人以上)あたりのラーメンの年間支出額は2年連続で山形市が全国第1位になったという。では、山形では本当にラーメンに対する熱量はスゴイのか? ラーメン通販サイト「宅麺.com」を運営するグルメイノベーション(東京)は、「宅麺.com」における2023年の一人あたりのラーメン購入金額を都道府県別で調査した。
調査では、「宅麺.com」における都道府県別の2023年総購入金額と各都道府県の人口(2023年9月時点)を用いて、都道府県別に人口一人あたりの「宅麺.com」におけるラーメン購入金額を算出。それをランキング化したところ、1位は東京都、2位は千葉県、3位は栃木県となり、山形市のある山形県は9位となった。
こうみると、関東が上位に並んでいるが、餃子王国の宇都宮がある栃木県が3位だったのは興味深い。4位以下は、神奈川県、埼玉県、茨城県、山梨県、秋田県、山形県、群馬県の順となっている。全国的には関東圏の次に東北、北信越地方がランキング上位を占め、九州は他県に比べると一人あたりの消費金額が少ない傾向が出ていた。
一方、「宅麺.com」会員一人あたりのラーメン購入金額を算出し、ランキング化したところ、人口一人あたりの購入金額では9位だった山形県は、ユーザー一人あたりの購入金額では3位という結果に。山形県の中でもラーメン好きな人のラーメンに対する熱量が全国においても高いことがわかった。ちなみに、人口一人あたりの購入金額ではトップだった東京都は、会員一人あたりの購入金額では29位にとどまり、千葉県、秋田県が1、2位となった。