ふむふむ

食べない人がほとんどいない!? チョコレート菓子に関する調査

 甘いお菓子の代名詞ともいえるチョコレート。大人でも、普段から食べているという人は多いと思うが、このほど、LINEヤフー(東京)が運営するLINEリサーチは、全国の15歳〜64歳の男女5257人を対象に、チョコレート菓子を食べる頻度や、好きなチョコレート菓子について調査を行った。調査期間は3月4日~3月6日。

 まず、どれくらいの頻度でチョコレートのお菓子を食べているかを聞くと、チョコレート菓子を「まったく食べない」と回答したのは、わずか4%となり、圧倒的多数が、頻度に違いはあれチョコレートを食べていることがわかった。最も多かったのは全体で「週に1~3日」(41%)と4割以上が食べる習慣がある様子。週に1日以上食べる人を性別でみると、男性が6割超、女性が8割弱と10ポイント以上の差で女性のほうが食べている。とりわけ、40代女性では「ほぼ毎日 」が3割弱、「週に4~5日」が2割弱と食べる頻度が高い。sub2

 市販のチョコレートのお菓子の中で好きなものについては、トップになったのは「キットカット(ネスレ)」、以下、「アルフォート(ブルボン)」、「たけのこの里(明治)」と続いた。「キットカット」は、「きっと勝つ!」というゴロから、ゲンを担いで食べる受験生が多いとか。ただ、世代別では、10代を除きすべての年代でランクインするという結果となった。男女ともに40~60代では1位に。特に40~50代の女性から高い支持を得ている。

 近年チョコレートの主原料のカカオ豆は、西アフリカなどの生産国で不作が続いている。気候変動に伴う干ばつなどが主な要因としてあげられている。それに伴い、価格も高騰。米国NASDAQ市場でのカカオ豆の先物取引では、1年前の値と比べると現在の価格は3倍以上になっている。

 いつも気軽に食べられているチョコが、貴重で入手困難なものになってしまうのだろうか。カカオ豆の原産地でなにが起こっているのか目を向けて見ることも必要かもしれない。