ふむふむ

VRで地震・津波災害をリアルに体験 能美防災が新製品予告動画を公開

 能美防災(東京)は、2022年度から展開している「火災臨場体験VR~混乱のオフィス~」の続編として、VRでのリアルな地震・津波の災害体験を通して防災スキルレベルの判定ができる新コンテンツの制作を、グランゼーラ(石川県金沢市)と共同で進めている。今秋予定している新製品(価格未定)のリリースに先駆け、“防災の日”の9月1日から、能美防災ー火災臨場体験VRでティザームービーを公開している。

  プレーヤーは、地震と津波に襲われる街で展開される15種類のストーリーから5つを選択し、その街にいる“ひとり”として、リアルな災害シーンを体験することができる。なお、動画には、地震や津波のシーンが含まれており、過去の災害を思い出させる可能性があること、緊急地震速報等の警報音が流れる点から視聴環境に注意することなどを呼び掛けている。

 展開中の「火災臨場体験VR~混乱のオフィス~」は、 VRでのリアルな災害体験によって防災訓練・防災教育の意欲向上を実現するコンテンツ。火災や地震が発生したオフィスビルやオフィス街での避難を体験でき、体験後には補助資料を通して自身が取った行動を振り返り、検証することができる。体験に必要なキットとセットでレンタル提供しており、これまで企業の防災訓練や自治体の防災イベント等で利用され、体験者は4,000人以上に達している。

 新コンテンツでは、地震や津波の発生時に必要になる行動の実践可否を問われながらストーリーが展開し、体験終了後にプレーヤーの防災スキルレベルが判定される機能を搭載。これにより、防災訓練や防災教育の意欲をより高める仕掛けにしている。