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山本千尋、コンサルタント役で新境地「ホスト役のみんなと一緒になって成長することができた」【インタビュー】

-ホスト役の福本大晴さんと楽駆さんの印象は?

 福本くんは、同じ関西出身で、繊細でお芝居に対してすごく真面目。誰よりもまっすぐで、彼の姿勢から学ぶことがたくさんありました。お芝居以外の時は、関西バリバリの男の子で、現場が明るくなりました。私は、彼が演じた岩槻キセキこそがこの作品のヒロインだと思っていますし、新しい風を吹かせてくれたのは彼だと思っています。

 楽駆さんは、大人な方です。ゆりかにとっても人生を支えてくれるような存在で、大事なキャラだったので、楽駆さんの落ち着いたお芝居に安心感をもらえました。ゆりかというキャラの思いを引き寄せてくださる方で、ご一緒できてよかったです。

-本作はラブストーリー&青春コメディーということですが、コメディー作品への出演については、どんな思いがありますか。

 “面白い”を狙ったら面白くなくなってしまうので、コメディーはアクションと同じくらい難しいと思います。その辺りは男性キャスト陣がすばらしい才能を持っていて、シーンを盛り上げてくださっています。今回、撮影前にリハーサルの時間をとっていただけたのですが、その期間中にキャスト同士の仲が深められたのもこうした作品を作る上で、とても良かったと思います。

-山本さんが演じるゆりかは、「人を信用しない女」というキャラクターです。山本さんは、人のどんなところを見て信用できる、できないを判断していますか。

 そもそもですが、こちらが信用しなければ、相手から信用してもらえないと思っています。私はこれまで年下の子たちと接することが少なかったので、今回、年下の男の子が多い現場で、女性は私一人きりだったので、どうやって仲を深めるかが私の1番の課題でした。そんな思いがあったので、現場では場を盛り上げるためにも、率先してボケるようにしていました(笑)。それがよかったのか、「女優さんなのに気を遣わずにいられてよかった」と言ってもらえたので、課題をひとつクリアできたなとうれしかったです。ボケていたのは信用とはまた違うのかもしれませんが、そうやってこちらから心を開いていけばきっと相手も開いてくれると思っています。

(取材・文・写真/嶋田真己)

(C)『埼玉のホスト』製作委員会

 ドラマストリーム「埼玉のホスト」は、7月25日から毎週火曜深夜25時にTBS系で放送。