-稲垣さんには、この映画のブルーたち“空想の友だち”のような、想像上の友達はいましたか。
小さい頃はいたと思います。アニメが大好きだったので、アニメを見ながら一緒に空想の戦隊グループを作って、エアマットの上で一緒に戦ったりしていました。
-では、“空想の友だち”のような存在には共感できたというか、よく分かるという感じでしたか。
そうですね。でも、ここまではっきりとした感じではなくて、劇中に出てくる透明の“空想の友だち”に近かったと思います。
-映画は好きですか。どんなタイプの映画を見ますか。
大好きです。感動系の作品も見ますし、恋愛物も見ます。この前は友達と一緒にスリリングな映画を見に行きました。アニメの劇場版もよく見ます。
-完成作を見てどんな印象でしたか。
“空想の友だち”たちがとてもチャーミングで、表情がころころと変わるのが愛くるしくて。お話が明るい方向に向かっていくにつれて、ビーの表情もどんどん明るくなっていく様子を見て、すごく背中を押されたというか、勇気づけられたり、癒やしをもらったりしました。
-この映画の声優についてはどう思いましたか。
話しながら座る時の声の出し方の変化に驚きました。座る時ってちょっと力むじゃないですか。その瞬間を話しながら声だけで表現されていたので、すごいなと思いました。そういう声の出し方があるのかと、とても勉強になりました。
-映画の見どころも含めて、これから映画を見る人に向けて一言お願いします。
“空想の友だち”たちの表情が豊かで、一つ一つの表情がかわいらしいので、彼らの表情と、前半と後半のビーの気持ちの変化に注目しながら見ると、さらに楽しんでいただけるのではないかと思います。私も勇気づけられたので、見る人にもそう感じていただけたらいいなと思います。
-今回、吹き替えの仕事をやってみて、今後も吹き替えや声優をやってみたいと思いましたか。
はい! その時はまたグレードアップした自分で声を当てられるようにしたいです。
(取材・文・写真/田中雄二)
