「日本の会社がまねないといけない模範的な道楽会社だと思います」
滋賀県立陶芸の森館長で陶芸家の松井利夫さんが語る「道楽会社」とは、創業50周年を迎えた大塚オーミ陶業株式会社のことだ。
作品の奥にある仕事の極意を見せる。それが、50周年に相応しい展示趣旨となった。
「陶板の美しさはそれでいいと思うんですけども、大塚オーミ陶業の技術者とか社員が、それぞれの分野で、さまざまな工夫と技を使って、もとにあったオリジナルの絵を再現しようとする技術は当然見ていただきたい。ですがそれよりも、その先にある感覚的な、仕事をする喜びのようなものをすごく感じるんです」
こうした大塚オーミ陶業の仕事のあり方に、松井さんは、日本の企業が目指すべきものを指摘した。
「日本の科学技術立国はいいんですけれど、科学技術っていうのはモノやシステムに転化されますが、感性まではいかないですよね。感性と技術が伴わないと文化は生まれない。もっと言うと、尊敬される国にならない。そういうことを、大塚オーミ陶業は社運をかけてまで、というと変ですけど、どこかでそういう覚悟はある会社かなと思いました」
腹を据えて“道楽”を貫く。それを50年続けてきた。これからの大塚オーミ陶業は。
「われわれのやきものは、今でいうサステナビリティーな素材だと思うんです。数千年の時を超えて、いろいろなことを伝えていくことができる媒体なので。それに何を載せていくのか、どういうふうに活用していくのか、そういうことを、これからいろいろと追求していきたいと思っています」
カルチャー
レコメンド

街中のゴミ箱も秋色に 表参道のスマートゴミ箱が衣替え

竜王戦の“勝負おやつ”初回の速報! 緊張の初手を彩るのは“あわらの甘味”2品

深川のまちが600点の作品でにぎわう9日間 おしゃべりな芸術祭「アートパラ深川」開催

ユース年代の国際大会「SBSカップ」を12月に開催 今年はスペイン・豪州と対戦、10月17日チケット発売

カセットテープから推し活まで ハンズ渋谷店に「生活編集図鑑」プロジェクトのコーナー

札幌国際大と北海道ライフセービング協会が包括連携協定 学生のライフセーバー資格取得を促進

ANAが「二地域居住」を支援するサイト開設 鳥取、高知、佐賀を結ぶ航空サポート料金を提供

きのこの名前にまつわるミステリー どうしてサルノコシカケ?キツネノロウソク?

営業ツールとして電話は衰退!? 新興企業で3社に1社が電話番号を非公開に

「誰一人取り残さない結婚式」を ユニバーサルウェディング協会が公式ホームページを開設

“6秒に1個売れる”と評判 の「幻のレモンケーキ」 徳島の「パール洋菓子店」が東京・自由が丘に初出店
