
福島県の猪苗代湖が7月15日付で国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約に登録され、アフリカ・ジンバブエで開かれた条約締結国会議で、連携して手続きを進めてきた会津若松市、郡山市、猪苗代町と福島県に対し、7月26日に登録証が授与された。
今回の登録は、国内では54カ所目、福島県内では尾瀬に次ぐ2カ所目となった。
猪苗代湖は国内で4番目に大きな湖で水深も深いことから、湖全体の水温が冬季でも下がりにくく全面凍結しないため、白鳥やカモなどの越冬地となっている。湖とその周辺には111種の鳥類を含め78科197種の動物が確認されており、水生植物は100種生育しているという。
地元自治体は、国際的な認知度向上による来訪者の増加や学校教育、生涯学習の場としての活用などによる地域活性化に期待を寄せている。
