シュアから空間オーディオ搭載のワイヤレスANCヘッドホン　自然な没入型リスニング体験を提供

　マイクなど音響機器のシュア（シュア・ジャパン・東京）から、「AONIC 50ワイヤレス・ノイズキャンセリングヘッドホン（第2世代）」が発売になる。今、話題の空間オーディオの音源に対応。ANC（アクティブノイズキャンセリング）機構とともに、没入感の高い音で音楽や映画が楽しめる。発売は９月29日で、9月15日からは予約受け付けも開始する。オープン価格で、店頭などでは税込み5万5000円前後となる見込み。

　空間オーディオは、音を立体的に聴くことができるようにする音響技術。音がどの位置、方向から来たのか、どの方向に移動しているのかがわかりやすくなり、映画や音楽より臨場感あふれるサラウンド効果が体験できる。「AONIC 50」は、3つの空間オーディオモードを搭載。音楽モードでは、トラック本来のオリジナル性を保ちつつ、室内のプレミアムオーディオシステムで聴くような音の広がり感を再現。シネマモードでは、映画館にいるような臨場感と重低音、明瞭なセリフの再現を強化している。またポッドキャストモードでは、お気に入りのポッドキャスターの声がまるで自分の耳元で聴こえるようなクリアな音質で聴けるとしている。

　新しくなったANC機構は、周囲の音を効果的に除去し、より自然な没入型リスニング体験を提供。スイッチの切り替えで周囲の音が聴こえるようになる外音取り込み、外音を完全に遮断するのではなく、音楽を聴きながら、周囲の状況や会話が把握できるモードを備えている。

　専用アプリによるカスタマイズも可能。10段階の外音取り込みモード設定や3段階のノイズキャンセリング設定、プリセットイコライザーやオリジナルイコライザーによる音色調整などが設定できる。Bluetoothワイヤレスのコーデックは、aptX、aptX HD、aptX Adaptive、aptX Voice、LDACなどハイレゾ音源の伝送にも対応している。

　USBによる有線接続では384kHz／32ビットのハイレゾストリーミング再生も可能。本体は50mmダイナミックドライバー搭載の密閉型で連続再生時間は約45時間。キャリングケースが付属する。