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簡単にきれいな溶接ができるファイバーレーザー溶接機 smartDIYsが297万円で発売

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smartDIYs ファイバーレーザー溶接機「SLW2000」

 

 smartDIYs(スマートディーアイワイズ、山梨県南アルプス市)はこのたび、ハンドトーチ型2kWファイバーレーザー溶接機「SLW2000」を発売した。価格は税込み297万円。

 アーク溶接やTIG(ティグ)溶接がプラズマアークで発生した熱を使って溶接するのに対し、ファイバーレーザー溶接は、集光された光で熱を発生させ、溶接を行う。この光はとても小さい点のため熱が影響する範囲が狭く、溶接時の焼けやゆがみを抑制し、簡単にきれいな溶接ができる、としている。

 鉄やアルミ、ステンレスは0.5~4.5ミリの厚さに対応し、異材溶接もできる。

 レーザー照射点をレーザーポインターで表示する機能や、母材に多少の隙間が空いていても溶接を可能にする「スイング機能」なども搭載されている。スイング機能は、レーザーの照射点を左右に高速で動かすもので、スイングの幅は0~5ミリの範囲で設定できる。横方向のスイングだけでなく、円や8の字を描きながら溶接するウォブリング機能もある。

 安全性にも配慮している。レーザー光はやけどや失明の危険性があるため、専用のクランプを母材か溶接台に取り付け、トーチ、母材、クランプが接触(導通)している場合のみレーザーが照射される仕組みとなっている。

 9月中旬から順次発送する。