山形県新庄市はこのほど、直木賞作家の歴史小説家・今村翔吾氏を起用した市のプロモーション動画を制作した。今村氏がインタビュアーとなり、新庄市の特産品を取り扱う事業者3人に話を聞き、「山形牛」「新庄米」「自家焙煎(ばいせん)珈琲(コーヒー)」を紹介している。
市によると、今村氏はデビュー作「羽州ぼろ鳶(とび)組」シリーズで、江戸時代の出羽新庄藩の火消しの物語を執筆した縁で、2021年から新庄市の観光大使を務めている。
動画はそれぞれ約3分。肉質等級4等級以上に限られ、きめの細かい肉質とまろやかな脂身が特徴だという「山形牛」の紹介では、今村氏が山形国際ホテルやニューグランドホテル新庄の総料理長が焼いたステーキを食べ「赤身と脂のバランスがいい」、「観光大使になってよかった」などと満足げ。
「新庄米」は、14代目農家が作る「ササニシキ」を味わい「毎日食べたい味」と絶賛。自家焙煎珈琲店「bino」の「かむてんブレンド」にも舌鼓を打った。動画はユーチューブで公開している。