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官公庁・自治体への転職に関するアンケート 年代が高いほど、転職先として興味を持つ傾向

 

 就職先、転職先を探る各種調査で人気となるのが、官公庁や自治体、いわゆる公務員だろう。エン・ジャパン(東京)はこのほど、ユーザー3658人を対象に「官公庁・自治体への転職」についてアンケートを実施した。調査期間は7月29日~8月27日。

 「官公庁・自治体への転職に興味はあるか?」と聞いたところ、56%が「ある」と回答した。男女別では、女性(52%)よりも男性(62%)の方が関心は高く、年代別では20代:36%、30代:49%、40代以上:67%と、年代が上がるほど興味のある人が増える傾向がある。興味ありの理由の上位トップ3は、「安定した収入を得たいから」(68%)、「仕事を通じて社会貢献をしたいから」(48%)、「仕事の幅を広げたいから」(28%)となった。公務員の志望動機として安定を挙げる人が多いとされるが、今回の調査でも同様となっている。

 他方、官公庁・自治体への転職で興味のある分野トップ3は、「観光企画・マーケティング」(40%)、「地方創生」(35%)、「教育」(33%)。男女別では、男性が地方創生の比率が高い一方、女性は観光企画・マーケティング、教育を挙げる人の比率が高い。希望する雇用形態では、1位が「正規職員」となったが、40代以上は他の年代に比べ「雇用形態のこだわりはない」が多めとなっている。