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NZ産「ルビーレッドキウイ」が販売開始 完熟ベリーのような上品な甘さが人気 季節限定の希少性も今年は大幅入荷 

赤くみずみずしいルビーレッドの断面

 スーパーや青果店のキウイ売り場がパッと華やぐ季節がやってきました。

 グリーン、ゴールドに続く「第3のキウイ」として人気がある、赤い果肉の「ゼスプリ ルビーレッドキウイ」が今年も店頭に並び出しました。

 宝石のような鮮やかな色合いに驚く人も多いと思います。実は、このルビーレッドは、ニュージーランドのキウイ販売最大手ゼスプリが20年以上の歳月をかけて開発した「努力の結晶」です。日本市場では、2020年から販売が始まりました。色合いや味だけでなく、季節限定という希少性もあり、人気度、知名度ともに年々上昇を続けています。

▽豊富なビタミンCやアントシアニン

 ルビーレッドの最大の特徴は果肉の色で、これはブルーベリーやナスなどに含まれる天然のポリフェノール「アントシアニン」によるものです。このアントシアニンが含まれていることから、果肉全体が真っ赤に育っているのです。ルビーレッド1個で一日に必要なビタミンCだけでなく、アントシアニンもとれることから、美容に気を使う人からも支持を得ています。

 果芯部は白で、その外側から果皮に向けて濃い赤から薄い赤へと色が移り変わっていきます。小ぶりながら、完熟したベリーのような上品な甘さとジューシーな果汁が好評です。実際に食べてみると、酸味がなく、まろやかな甘さが印象的。果肉もほどよい柔らかさで食べやすいうえ、果皮のけばけば感がないので、果皮まで食べられました。酸っぱいのが苦手とか、果皮のけばけばが嫌という方でも問題なさそうです。

国内では2カ月程度の販売予定

 ゼスプリのサンゴールドは日本国内でも生産されていますが、ルビーレッドは栽培が難しく、現状ニュージーランドでしか商業生産されていません。国内の流通時期は3月末頃から5月末頃までのわずか2カ月程度と、この時期限定の希少な品種です。

▽良好な生育環境で入荷が増加

 2020年の日本上陸以来、あまりの人気で「なかなか買えない」という声も上がりますが、2025年の日本への入荷量は対前年比160%と大幅に増加。さらに今年は昨年比150%程度の増加といいます。近所のスーパーなどで見つけられる可能性が一段と高くなっているのがうれしいですね。

 ゼスプリ インターナショナル ジャパンのPRマネジャーの栗田麻衣子さんは「ニュージーランドでは、十分な日照時間や降雨量に恵まれた良好な生育環境が続き、その結果、甘みが強く、食味に優れた仕上がりとなっています。また、元々小ぶりな品種ですが、今年は果実のサイズも比較的大きく、食べ応えのある品質となっています」と話しています。

▽シャーベットやヨーグルトムースで

 せっかくの希少なルビーレッド。半分に切って、スプーンで食べるのが一番のぜいたくかもしれませんが、料理研究家の藤井恵さんによると「ぜいたくな甘さで、ご褒美にぴったり」とのことで、お勧めのレシピは冷凍庫で冷やすシャーベットやヨーグルトムースなどです。スマホで撮れば「映え」も間違いなし。ぜひ試してみてください。

ルビーレッドを使ったシャーベット