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カゴ台車用カバーの問い合わせ急増 “荷崩れ防止ラップ不足”深刻化で

 物流機器メーカーの五常(千葉市)は、同社が扱うカゴ台車用荷崩れ防止カバー「コボサンクス」の5月の問い合わせ件数が、4月と比較して約2倍に増加した、と発表した。

 背景には、中東情勢悪化による原油供給の不安定化がある。物流現場で荷崩れ防止用として広く使われる「ストレッチフィルム」と呼ばれるラップフィルムは、石油由来のプラスチック原料を使用しているため、原料価格の高騰や供給不足が深刻化している。

 加えて、このフィルムは荷物に何重にも巻き付けて使用し、使用後はそのまま廃棄されるケースが一般的。同社には、「必要な量が確保できない」「以前より価格が大きく上がった」「代替となる荷崩れ防止用品を探している」といった相談が増加しているという。

 同社の商品「コボサンクス」は、一般規格のシートベルトと同様な強度の生地を、10センチの網目状に配したカゴ台車用カバー。作業者が何度も荷物の周囲を歩き回りながら巻き付ける必要はなく、マジックテープで簡単に取り付けられる構造。何より、繰り返し使用することができるため、使い捨てのラップフィルムとは異なり、ゴミやコストの削減につながる。

 価格はフルサイズ(幅1100ミリ×高さ1314ミリ)が税込み9350円、ハーフサイズ(幅1100ミリ×高さ699ミリ)https://daishaya-gojoh.com/product/kcgo-1027/が税込み6600円。同社はまた、ラップフィルムを使用しない荷崩れ対策として、「上下観音扉付き 俺のカゴ台車」(税込み4万1800円)も販売している。

 同社は、物流現場における「使い捨て前提」の運用を見直し、環境負荷や作業効率について改めて考えるきっかけを提供していきたい、としている。