
今年1月に発生した、埼玉県八潮市での下水道劣化に起因する事故は記憶に新しい。コンクリート構造物の維持管理は、地域の安全・安心を守るうえで欠かせない。東洋大学(東京)の産学協同教育センターは9月3日(水)に、中核人材育成セミナーとして「埼玉のインフラは大丈夫?~道路・下水道など社会を支えるコンクリートの維持管理~」を開催する。
開催時間は14時~17時15分。川越キャンパスでの会場開催に加え、Google Meetでのオンライン配信を行う。参加費無料、だれでも参加できる。事前申込制。同セミナーでは、埼玉県内における道路・下水道などのインフラの現状を共有し、劣化のメカニズム、点検・補修の最新手法、そして 人材育成の重要性について、有識者・専門家を交えて考える。
プログラムは、
①「はじめに 地方自治体の維持管理の課題」(横関康祐氏・東洋大学 理工学部教授)
②「コンクリート部材の損傷事例と予防保全に向けた取組」(小川渉氏・関東道路メンテナンスセンター センター長) ③「鉄筋コンクリート床版補修工法の疲労耐久性英国土木学会 ICE Awards 2024」(長谷俊彦氏・中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京 副部長)
④「八潮の道路陥没に関する下水道施設の今後のあり方」(三品文雄氏・日本コンクリート防食協会 代表理事会長)
⑤「コンクリートスラッジの再資源化技術」(埼玉コンクリートインフラ研究会・日本コンクリート工業)
「画像認識AIの損傷検出による点検支援技術BMStar AI」(リテックエンジニアリング)
「補強技術(K-PREX工法、マイクロパイル工法)のご紹介」(極東興和)
申し込みは専用フォームから。締め切りは8月27日(水)。