カルチャー

今すぐできる難民支援 笑顔を届けるチョコレート

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 いつもはなかなか思いを形にする余裕がなくても、年末になるとできる範囲での募金でも、と思う人は多い。国際NGOのAAR Japan「難⺠を助ける会」は、好評のチャリティーチョコレートをリニューアルして秋冬限定販売中。税込み700円のうち純益(1箱あたり約250円)は、すべて難民支援をはじめAARが世界16カ国で実施する活動に役立てられる。

AARがトルコで運営するコミュニティセンター(現在閉鎖)に通うシリア難民の子どもたち
AARがトルコで運営するコミュニティセンター(現在閉鎖)に通うシリア難民の子どもたち
ウガンダのチャングワリ難民居住地の学校に通う生徒たち
ウガンダのチャングワリ難民居住地の学校に通う生徒たち

 今年2月に発生したウクライナ危機を受け、世界の難民・国内避難民の数は1億人を超えた。国際社会の関心や人道支援がウクライナに集中しているが、アジアやアフリカの難民問題が解決したわけではない。多くの人に広範な難民問題に関心を持ってもらうため、トルコで暮らすシリア難民の子どもたち、ウガンダの難民居住地の学校に通う生徒たちが描いた花の絵を使って、パッケージをリニューアルした。ビタスィート、ホワイト、抹茶、モカの4つの味で、クリスマスやバレンタイン、ホワイトデーはもちろん、年末年始の挨拶などにも活用できる。

六花亭(北海道帯広市)の製造・協力によるAARチャリティチョコレート
六花亭(北海道帯広市)の製造・協力によるAARチャリティチョコレート

 チョコレート5箱分で、ウガンダの難民居住地で暮らす子ども2人に新学期に必要な文房具一式を、10箱分で、モルドバに避難しているウクライナ難民8世帯に1カ月に1度、食料と衛生用品(マスク、消毒液、生理用品など)を、20箱分で、アフガニスタンの国内避難民1世帯に小麦や豆、油、砂糖など2週間分の食料を届けることができる。(4種各1枚入り・700円税込み)