富山県氷見市は、同市出身の漫画家・藤子不二雄Ⓐ氏の作品に登場するキャラクターを生かしたまちづくりを展開する中、このほど新スポットとして、漫画「黒ベエ」の主人公・黒ベエのモニュメント「黒ベエのシャドウ・サプライズ」が完成した。
モニュメントは、繊維強化プラスチック(FRP)製で高さ約2メートル、幅約70センチ。漫画キャラクターが点在する中心街の「まんがロード」交差点横の壁に設置。黒いマントにタレ目の小柄で不気味な「黒ベエ」は、影を自在に操ったり人の姿を移し替えたりできる魔術の使い手というキャラクターで、黒ベエからのびる影と撮影される人が重なるように写すと「黒ベエの得意技『影移し‼』をされて操られてしまったような写真になる」という。
氷見市は、藤子不二雄Ⓐ氏の作品に登場する「忍者ハットリくん」や「怪物くん」といったキャラクターを活用した「まんがワールド」を観光資源にしている。