ヒストリーは文字通り“ストーリー”、一種の物語だ。年号や人名を勉強するのはつまらないけれど、物語として読むのは面白い。子ども向けの読みものシリーズ、『そうなんだ!日本の歴史のお話』(学研ホールディングス・東京)が発売された。古代~室町時代編と、戦国時代~現代編の2冊だ。
1話10分程度で読める短いお話は、歴史の勉強や読書が苦手な子どもでもすらすら読めて、朝の読書にもぴったり。紫式部や鑑真、織田信長など、歴史上の人物を身近に感じられる数々のエピソードを通して歴史に親しむことができる。すべてのお話に挿絵が付いているから、記憶に残りやすいのもポイントだ。歴史マップや年表、写真資料も付いていて、日本史の大きな流れをつかむこともできる。税込み各1100円。