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紀伊國屋・新宿本店でワセダブックフェア 早大出身作家42人の著作一堂に

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紀伊國屋書店 「WASEDAブックフェア ~早稲田の軌跡 早稲田の現在(いま)~」

 

 紀伊國屋書店新宿本店(東京都新宿区)は、3Fのアカデミック・ラウンジで、村上春樹氏など早稲田大出身作家の関連書籍などを集めた「WASEDAブックフェア」を2023年11月30日まで開催している。

 村上春樹氏や多和田葉子氏、小川洋子氏、市川沙央氏など早稲田大出身の作家42人の著作をそろえるほか、早稲田大出版部刊発行の文庫・新書・学術書を展示販売する。また早稲田大の図書館・演劇博物館所蔵の文豪の初版本や希少本、歴史書なども特別展示する予定。

 早稲田大キャンパス内の売店や生協、記念館などでしか購入できない“ワセダグッズ”のワセダベアぬいぐるみや刺しゅうタオル、ミニトートバッグ、クリアファイル、筆記用具などもブックフェア期間中、特別販売する。

 紀伊國屋書店新宿本店と早稲田大は、同じ新宿区内に所在し、学術電子図書館の運営などで密接な関係を築いている。そのような関係から、読書推進の一環として今回のブックフェアを企画した、という。

 今回のブックフェアについて、紀伊國屋書店代表取締役会長兼社長の高井昌史さんは「国際的評価の高い文豪を数多く輩出されている早稲田大学は、教育研究の成果を社会に還元することを目的に出版部を設け、良質な学術書の刊行を続けられています。また早稲田大学から羽ばたかれた演劇人も多く、紀伊國屋ホールでは俳優の加藤剛さんや平田満さん、演出家の鴻上尚史さんなどが活躍されてきました。出版と演劇という共通点を持つ早稲田大学と紀伊國屋書店がタッグを組んだ今回のフェアが、“早稲田の街・新宿”をよみがえらせる第一歩になればと願っております」とコメント。

 早稲田大の田中愛治総長は「毎年、ノーベル文学賞候補として期待されている村上春樹さん、多和田葉子さん、小川洋子さんをはじめ多数の早稲田大学出身者が文学界で活躍されています。また、早稲田はほぼ毎年のように芥川賞、直木賞の受賞者を生み出してきました。今年の芥川賞を『ハンチバック』で受賞した市川沙央さんも早稲田の卒業生です。WASEDAブックフェアを是非とものぞいて、早稲田文学を堪能してください」と来店を呼び掛けている。