コロナ禍がようやく終わって自由に旅できるようになった解放感に加え、円安も進んだからか、ニッポンへの旅行者が激増している。理由はそれぞれだろうが、とにかく「注目の観光地」の世界1位に東京が躍り出た。2022年10月1日~2023年9月30日までの12カ月間に、世界中の旅行者が旅行プラットフォームのトリップアドバイザー(米・マサチューセッツ)に投稿した口コミや評価の質と量に基づいた結果だ。
「注目の観光地」の2位以下は、ソウル(韓国)、ハロン湾(ベトナム)、パラワン(フィリピン)、サパ(ベトナム)とアジアが独占。「人気の観光地」は 1位から順にドバイ(アラブ首長国連邦)、バリ島(インドネシア)、ロンドン(イギリス)、ハノイ(ベトナム)、ローマ(イタリア)。文化体験ができる観光地は、キューバ、クスコ(ペルー)、アグラ(インド)、フェズ(モロッコ)、アテネ(ギリシャ)の順。ここでは10位に東京が顔を出している。
グルメを堪能できる観光地は、ハノイ(ベトナム)、ローマ(イタリア)、クレタ(ギリシャ)、クスコ(ペルー)、フィレンツェ(イタリア)。日本は22位に京都がランクインした。そしてサステナブルな観光地は、コペンハーゲン(デンマーク)、ストックホルム(スウェーデン)、ボルドー(フランス)、ヘルシンキ(フィンランド)、シンガポールの順だった。