松阪市の偉人で国学者の本居宣長と、賀茂真淵が対面を果たした「松阪の一夜(ひとよ)」。松坂城跡を中心とした松阪市の文化財や史跡、文化施設で、松阪市初のナイトミュージアム「松阪の一夜」(カブク・三重県松阪市)が2月1~4日まで開催される。
賀茂真淵との出会いは、宣長を「古事記伝」完成へと向かわせたといわれ、その人生を変えた一夜だったといわれているのだそうだ。そこでいつもとは違う「特別な松阪の夜」を体感してもらおうと、ふだんは非公開の三重県唯一の特別史跡「本居宣長旧宅・鈴屋」が特別公開されるほか、松坂城本丸跡でステージイベントを企画、三重県出身のアーティストを中心にパフォーマンスや音楽ライブを開催する。松坂城跡には、三重県産ブランド肉使用にこだわったグルメブースもできる。石垣へのプロジェクションマッピングでは、東京日本橋で松阪商人が活躍した江戸時代の風景を再現する。入場料は大人800円、18歳以下400円、5歳以下・障害を持つ人(付き添い1人含む)は無料。