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7世代先の子どもたちにも役立つ作品を募集 第18回キッズデザイン賞

 子どもに役立つ製品やサービス、研究活動などを表彰する「第18回キッズデザイン賞」(NPO法人キッズデザイン協議会主催)の募集が始まった。5月13日13時まで応募を受け付けている。

 キッズデザイン賞は「子どもを産み育てやすい社会」を目指し2007年に創設。「子どもたちが安全・安心に過ごせる」「子どもの感性・創造性を伸ばす」「子どもの産み育て支援につながる」など、さまざまな観点から応募作を審査し顕彰する。17回までの受賞総数は3911点に上る。

 審査委員長の益田文和さんは、キッズデザインは「今の子どもたちのことだけを考えたデザイン」ではなく「私たちの手から、世界の子どもたちへ、さらにその先の先、7世代200年にわたる時間とその過程で影響を受ける世界中の自然と生命との関係を考えたデザイン」とコメントしている。

 キッズデザイン協議会の高橋義則理事は「キッズデザイン賞の対象は、子どもに配慮した製品、感性・創造性の向上や子育てに関する諸活動、アプリ、サービス、建築・空間、調査研究など幅広い。みんなでよりよい子どもの未来をつくりましょう」と幅広い分野の応募を呼びかけている。

 募集するカテゴリーは、▽プロダクト(製品)▽アプリケーション・サービス▽建築・空間▽コミュニケーション(ワークショップや取り組み=自社内のものも含む=など)▽調査・研究――の5つ。審査を通過した応募作を「キッズデザイン賞」として顕彰。その中から最優秀の「内閣総理大臣賞」など優秀作を決める。キッズデザイン賞に選ばれると、受賞マークを受賞作の販促活動などPRに活用できる。

キッズデザイン賞の受賞マーク

 第18回のキッズデザイン賞の発表は8月21日。最優秀賞などの発表は9月中旬、表彰式は9月25日を予定している。

 応募には審査料6万500円が必要。自治体・公的機関は1万6500円。調査・研究の応募は無料。東京都内の中小企業には審査料補助の制度がある。応募はキッズデザイン賞のウェブサイトから。応募方法など賞の詳細は同サイト