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ホリ・ヒロシさんが人形舞奉納 5月5日、薬師寺の玄奘三蔵会大祭で

ホリ・ヒロシさんが人形舞奉納 5月5日、薬師寺の玄奘三蔵会大祭で 画像1
ホリ・ヒロシさんと等身大の人形

 

 人形作家のホリ・ヒロシさんが5月5日、奈良市の法相宗大本山薬師寺に自作の人形と人形舞を奉納する。薬師寺執事長の大谷徹奘和尚が依頼。新型コロナウイルス禍の死者やロシアのウクライナ侵攻、パレスチナ自治区ガザでの戦闘など武力による犠牲者が多数出ている現代をうれい「世界の安寧(あんねい)と健康」を祈るとしている。

 ホリ・ヒロシさんは、自ら制作した等身大の人形を1人で遣って舞う一人文楽「人形舞」の創始者。奉納は、「三蔵法師」として知られる法相宗の宗祖、玄奘(げんじょう)を顕彰する玄奘三蔵会大祭が行われる玄奘三蔵院伽藍(がらん)で行われる。

 ホリ・ヒロシさんは「人形作家生活45周年という節目の年と、命の大切さやはかなさを見つめ直す機会とが重なり、世の中の安寧と健康を願う薬師寺の祈りの一助になると奉納を決めた」とコメントしている。