子どもと一緒にさまざまな芸術を楽しみたいと思っても、やはり静かにしなきゃ、という気持ちが先に立ち、あまり楽しめないことが多い。そこで大阪市の国立国際美術館では、3月29、30日に「こどもまんなか NMAO ファミリー☆デー!」を開催する。春休み、周囲にあまり気兼ねすることなく、子どもと一緒に美術館を楽しもう。
子どもたちが芸術に触れる機会の拡大を目指す国立美術館全体の取り組み、Connecting Children with Museumsの一環で、家族や友だちとの会話もOK、赤ちゃんが泣いちゃってもOKだ。ベビーカーを利用できるし、授乳室やキッズルームもある。
今回は、親子で楽しめるプログラム、びじゅつあーすぺしゃる「じゆうにみろみろ」(各日先着300人)と同時開催。国立国際美術館の顔ともいえるジョアン・ミロ「無垢の笑い」(1969年)を気楽に自由に楽しむ趣向だ。地下1階エントランスホールのアクティヴィティ・スペースでは、真正面に作品をジロジロ見ながら色を塗ったり、パズルをしたり、作品について感じることなどを書いてみんなと共有したりできる。講堂の休憩スペースでは、ミロカーペットや、素材や色もさまざまな手作りクッションに座りながら、ゆっくりとアート絵本を読むことができる。
開催時間は10時30分~16時30分(美術館の開館時間は29日が10時~20時、30日が10時~17時)。観覧料は、特別展「ノー・バウンダリーズ」は一般1200円、「コレクション2 Undo, Redo わたしは解く、やり直す」は同430円。高校生以下、母子家庭・父子家庭の世帯員は無料(要証明)。