
事前の予想を覆す人気となっている大阪・関西万博。訪れる前に下調べとしてネットでニュースなどを検索した人、これからする人が多いことだろう。そうした中、トドオナダ(東京)は、6月1日〜30日までの「大阪・関西万博」に関するウェブニュースについて調査・分析を実施。4000以上のWEBメディアをモニタリングできるPR効果測定サービス「Qlipper」のデータで調査を行った。
まず、「大阪・関西万博」のQlipper記事推移をみると、全記事数が6万1626件(前月 比12%減)、仮想PVが6億5685万6668件(同6.8%減)、プレスリリースが1355件(同18.4%増)となった。
最も仮想PV数が高かった記事は、6月10日付けの『Yahoo!ニュース』(エキスパートトピ)で、大阪・関西万博の会場内にある施設からレジオネラ菌の仲間が検出されたことを受けて、科学ジャーナリストの石田雅彦さんが解説を書いた。
また、最もXでポストされた記事は6月27日付「朝日新聞デジタル」の記事で、万博会場で暑さにより体調を崩した中学生が、体調回復前に救護施設を20分で退出させられた。そういった事例があったとして、大阪教職員組合などが熱中症対策強化を訴えたという内容だった。
一方、大阪・関西万博 6月のトレンドワードランキング(単純な記事数ではなく、時間軸なども踏まえてQlipperのAIが判断)で1位となったのは「パビリオン」。その関連ワードの中で目を引くのが「梅干し」だった。シグネチャーパビリオン「EARTH MART」で「万博漬け」の漬け作業を開始するイベントが行われ、塩を提供するのが熊本県天草市であることから「くまモン」が登場した。
このほか、ウォータープラザなどから基準値を大きく上回る「レジオネラ属菌」が検出された問題や、会場行きシャトルバスの新路線開設などが高いPVを得たニュースとして目を引いた。