カルチャー

草間彌生さんの作品世界を掘り下げる 京都市京セラ美術館で特別講演会

 

 アートに詳しくなくても、草間彌生さんの作品はすぐに分かるという人は少なくない。個性的なその作品の世界を多角的に学べる機会がある。京都市京セラ美術館で、8月29日(金)に美術史研究者を迎えた講演会、「草間彌生のニューヨーク時代と近年の美術史研究」(ルイ・ヴィトン ジャパン・東京)が開催される。

 同美術館で9月7日(日)まで開催されている「草間彌生 版画の世界 ―反復と増殖―」展と、エスパス ルイ·ヴィトン大阪で来年1月12日(月)まで開催される「YAYOI KUSAMA : INFINITY – SELECTED WORKS FROM THE COLLECTION」展という二つの草間彌生展の共同イベント。講師は、大阪大学大学院人文学研究科准教授の中嶋泉氏。草間彌生さんがアーティストとして活動し始めたニューヨーク時代に焦点を当て、彼女の代名詞ともなる「無限の網」や「水玉」といったモチーフの誕生、パフォーマンスやイベントなど多岐にわたるスタイルや活動について掘り下げる。講演会への参加は無料だが、「草間彌生 版画の世界」展の観覧券が必要。観覧券は観覧前後を問わず、当日分の券でなくても参加できる。定員は90人。8月1日(金)正午から、京都市京セラ美術館のサイトで受け付けを開始する。