カルチャー

京大生企画の着物・和文化イベント「着京祭」を9月13日に開催 フィナーレには「着物ファッションショー」も

 

 京都大学の学生団体京都着物企画が、着物をはじめとする和文化のイベント「着京祭」を、9月13日(土)に京都市の平安神宮前岡崎公園で開催する。近年、若者の着物離れが進み、和文化全体に関しても担い手も減少している中、和文化を次の世代につないでいくために、若者だからこその視点でゼロから作り上げる。開催時間は11時~19時30分。ファッションショーは18時30分から。小雨決行、荒天中止。

 全国のタンスで眠っている着物を譲り受け、着物を着たい人に渡す「着物譲渡会」を行うほか、華道や書道などの和文化体験ブース、下駄・着物などに触れられるブースを設置。飲食屋台も出店し、和文化に興味がない人たちのイベント参加を促す。大学サークルにも出店してもらうことで、大学生にも和文化に興味を持ってもらう。

 着物ファッションショーのテーマは、「毎日を彩る着物」。約40人のモデルに、同団体所有の着物や着物店から借りた着物で、学生生活や日常のワンシーンに着物を取り入れたコーディネートで着てもらい、若者が「自分にもできそう」と感じられるスタイルを発信する。カフェ巡り・友達とのお出かけなど、特別な日だけでなく、普段の生活をちょっとすてきに彩る着物コーデを楽しめる。

 また、協賛者も募集中。メールkyoto.kimonokikaku@gmail.com、またはInstagramで問い合わせを受け付けている。

 「京都着物企画」は、2013年の設立以降、「着物を中心とした日本文化の魅力を若者目線で解釈し、発信する」という理念の下、着物を中心としてさまざまなイベントを開催してきた。高校生や大学生、留学生、観光客に着付けを行ったり、着物の譲渡会を行ったり、着物図鑑を作成したりしている。