
フリーカメラマンの松美里瑛子さんが、両親を介護した3年間を撮影した写真展「親の介護3年間の記録」を、9月3日(水)~8日(月)まで、「銀座アポロ昭和館YOHAKU」(東京都中央区)で開催する。コロナ禍に実家へ戻り、知識も覚悟もないまま介護に向き合った日々を、122点余りの写真で記録。介護の現実とそこに宿る絆を静かに伝える。入場無料。開催時間は11時~19時(最終日は15時30分まで)。なお、会場は地下1階で階段のみ。
4年前のまだコロナ禍、年老いた両親の介護のために実家に戻った松美さん。想像をはるかに超えて大変だった介護に、メンタルが崩壊、何度も逃げ出したくなったという。松美さんが両親と向き合う中で考えた、「介護ってなんだろう。人生ってなんだろう」ということ。そして、今になって伝えられるメッセージ。親の介護を通じて感じた思い、学んだことなど、携帯電話に撮りためていた写真を見ながら振り返り、ありのままを伝えてみようと企画したという。
同展では、2025年5月に秋田市文化創造館で初公開され、来場者から大きな反響があった作品群を再構成して展示する。松美氏が「100人いれば100通りの介護がある。これは私の家族のかたち」と語る通り、介護の日々は他人事ではなく、誰もが向き合う可能性のある現実。展示されるのは、父と母を介護した3年間を追った写真122枚。動画と写真のショートムービーの公開も予定している。そこには疲労や葛藤だけでなく、ふとした笑顔や穏やかな時間も写し込まれている。