本を借りたり返却に行ったりするたびに、大人が楽しめる図書館のイベントがもっとあったらと思うことは少なくない。2005年に開館した奈良県立図書情報館は、20周年を迎えたのを記念して「奈良県立図書情報館開館20周年記念トーク『奈良を語る』」を11月3日(月・祝)に開催する。「知識や情報を収集・保存し、それを必要とする人々に提供することで、人々の学習や文化活動を支え、地域社会の発展に貢献する」という役割を持つ図書館にふさわしいイベントだ。時間は14時~16時(開場13時30分)。
奈良県は「飛鳥・藤原の宮都」の世界遺産登録をめざして活動を続けている。記念トークでは、山下真奈良県知事と歴史地理学者で国際日本文化研究センター名誉教授、千田稔奈良県立図書情報館長が「~日本のこころのふるさと~飛鳥・藤原の宮都」をテーマに対談を行う。また、講談師 四代目玉田玉秀斎さんが「飛鳥の大恩人」御井敬三(みい・けいぞう 1918~71)を主人公にした講談を披露するほか、トークにちなむ作品の朗読や、映像作家撮り下ろし作品の上映もある。
参加無料、定員は100人で申込先着順。受付開始は10月7日9時~、奈良県立図書情報館のホームページで。