学びの秋に、地球の歴史を体感できるイベント。札幌市の都市型⽔族館「AOAO SAPPORO」(運営:青々・東京)で10⽉9⽇(⽊)から、特別企画展「恐⻯と海の物語展」が開催される。恐竜やクジラの化石、地球の成り立ち、そして今を生きる水族館の仲間たちの展示を通して、壮大な生命の物語をめぐることができる。期間は2026年1月21日(水)まで。
ナビゲーターは、“太古から現代へとつながる生命の歴史を体感する”ことをテーマに世界中を旅し、昨年は14座ある8000m峰すべてに登頂したことで知られる写真家・石川直樹氏。2019年に新属新種として発表された全長約8mの恐竜、カムイサウルス(通称「むかわ竜」)の全身復元骨格レプリカや、札幌で発見され、この夏新種として命名された「サッポロクジラ」の背骨の化石レプリカを展示する。石川氏監修のもと、既存のアンモナイトの化石展示もパワーアップ。ヒマラヤがかつては海だったことを楽しく学ぶことができるイラストも展示する。さらに今年6月に水族館で誕生したキタイワトビペンギンのヒナ、「シャリ」と「シベチャ」の成長記録を、水族館スタッフがつづった写真アルバムとして公開する。
恐竜とクジラ、いずれも北海道の地から見つかった“生命の証”が、札幌の中心地で同時に鑑賞できる貴重な機会だ。