カルチャー

「名もなき街角の哲人」は世界中にいる 100カ国を訪れた旅人が出会った「忘れられない言葉」が1冊の本に

 心に響く言葉は、なにも偉人や著名人の名言ばかりではない。身近な人やふと出会った人の何気ない言葉に心動かされることもある。

 世界100カ国を訪れた旅人が出会った「忘れられない言葉」をまとめた1冊が発売された。『世界100ヵ国の旅で出会った人たちが教えてくれた 人生で大切なこと』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、税込み1980円)だ。

 筆者の旅人KAD(たびびと・かど)さんは、建築士を辞め、移住先を探して世界中を旅している。訪問国数は100カ国以上だ。そして、そこで出会った名もなき人々との対話から、人生で大切なことを学んだ。旅先で出会った言葉や気づきはSNSで発信され、多くの反響を呼んだ。

 「誰かを許すのは、その人のためじゃない。許せない相手に自分の人生を支配させないためだ」(南アフリカで出会ったドイツ人バックパッカー)

 「人生は川の流れのようだ。みんな勝手に流されてる。自分を変えたきゃ『泳げ!』」(ガンジス川で出会ったインド人僧侶)

 「人生は自分が大事すぎるから悩む。『主役を降りる練習』をせよ」(イタリアで出会った哲学科のバックパッカー)

 市場で働く人、カフェの店員、バルでたまたま隣に座った人――そんな「普通」の人たちの、忘れられない言葉だけを集めた、宝箱のような1冊ができあがった。

 この本には、著者が撮影した世界中の美しい写真も収められており、眺めるだけで世界一周気分も味わえる。そして、世界中の多様な考えと生き方に触れてみると、窮屈な日常に閉じ込められていた視点が、ぐんと広がるはず。世界中の「名もなき街角の哲人」の一言は、あなたの人生を変えるかもしれない。

 なお、早期購入特典として、2026年1月9日(金)12時までに購入した人限定で、限定画像をプレゼント。詳細はディスカヴァー・トゥエンティワン ホームページで確認を。