カルチャー

究極の“城体験”がかなう 世界遺産の姫路城大天守貸し切り

 インバウンドの観光客はもちろん、この円安でしばらくは国内旅にしようという人も増えていて、たとえばお城の見学も混み混み。そこで閉城後のお城を参加者限定で完全貸し切りにしてじっくり見て回ることができる「姫路城プレミアム・ナイトツアー」(姫路観光コンベンションビューロー・兵庫県姫路市)が、2026年3月13日(金)、14日(土)、20日(金・祝)に開催される。各日10人限定(先着順)、時間は17時~21時を予定している。

 世界文化遺産で国宝でもある姫路城の大天守に、閉城後、参加者だけが完全貸し切りで入城できる特別な城内巡り。昼間とは異なる静かな道中や、夜ならではの天守の表情を見ることができる。誰もいない夜の大天守に入って専門的な解説を聞きながら巡れるのは、このツアーだけの特権。今回、少人数制だからこそ実現した非公開エリアの見学も大きな注目ポイント。大天守地階北側から入る「台所櫓(やぐら)」と、三階北側、普段は閉ざされた内室が見学できる。

 ツアーのテーマは「姫路城・時を超える城主の対話~三武将(羽柴・池田・本多)の夢、白鷺(さぎ)に宿る~」。姫路市立城郭研究室 城郭研究専門員の三角菜緒氏の特別解説で、三人の城主が姫路城に託した思いや時代背景を、夜の姫路城という最高の舞台でひもとく。

 ツアーの締めくくりは、姫路城迎賓館での夜食付き座談会。城主にまつわる食材を用いた料理を味わいながら、研究専門員に直接質問できる 。

 参加費用は大人税込み5万円、高校生以下2万5000円。参加条件は小学生以上。高校生以下は大人の同伴必須、小学生は1人につき1人の同伴必須。申し込みは、姫路観光コンベンションビューロー公式ホームページ「ひめのみち」から。各催行日の10日前まで募集している。