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人と牛が共に生きる文化 岩手で全国闘牛サミット開催

 闘牛というと、ムレータを持つスペインのマタドールを思い浮かべることも多いが、これは牛同士が闘う日本の闘牛。今年6月14日(日)に、全国各地の闘牛文化関係者が一堂に会する「全国闘牛サミット」が岩手県久慈市で開催される。これに先立ち、1月23日(金)午前9時30分~午後2時まで、東京都庁第一本庁舎1階の全国観光PRコーナーで、久慈市の「闘牛文化×短角牛」観光プロモーションイベントが行われる。闘牛文化を未来へつなぐ観光プロジェクトの一環だ。

 イベントは、1月21日(水)~23日(金)開催の「久慈市観光物産フェア」の中で開催される。闘牛文化・短角牛観光ツアーの紹介や、体験型観光パネルの展示、全国闘牛サミットのPRのほか、来場者アンケートによる関心層調査なども実施される。

 観光ツアーというのは、1泊2日の「熱き牛魂と赤身の恵み〜山形村短角牛と闘牛文化にふれる旅」。闘牛場バックステージ見学と勢子解説、ミニ闘牛体験、放牧牧場見学・エサやり体験や白樺美林トレッキング、短角牛バーベキューや郷土料理づくりなどの食育講座も含まれているという。

 闘う牛たちに声援を送り、終わったら牛を褒めてねぎらう。江戸時代から牛と共に暮らし、荷役・放牧・肉牛生産を通じて地域の景観と生活文化が形づくられてきた久慈市では、闘牛は人と牛の信頼関係を象徴する文化。単なる観覧やグルメではなく、「命と向き合う」「食の背景を知る」「地域の暮らしに触れる」という学びもある。