エンタメ

「何食べ2」“峰子”鷲尾真知子の「他人でも身内ってことはあると思う」に視聴者涙 「ケンジが優しく育った理由が分かる」

 西島秀俊と内野聖陽が主演するドラマ「きのう何食べた?」season2(テレビ東京系)の第10話が8日深夜に放送された。(※以下、ネタバレあり)

 本作は2LDKのマンションで同居する、料理上手で几帳面・倹約家の弁護士・筧史朗(通称・シロさん)と、その恋人で人当たりの良い美容師・矢吹賢二(通称・ケンジ)の毎日の食を通して浮かび上がる、男2人暮らしの人生の機微を描く。 season2では、アラフィフに突入した2人の日常の中で誰もが経験する環境の変化や身体的・精神的な変化と、食卓を飾る手料理やレシピが披露される。原作は、よしながふみ氏による同名の人気漫画。

 上町弁護士事務所を引継ぐ覚悟を決めたシロさんは、所長・上町美江(高泉淳子)にその意思を伝える。信じ難いという反応だったが、修(チャンカワイ)と美江は喜んで感極まる。そして、美江はシロさんにとある贈り物をする。

 帰宅するとケンジからお願いごとが。ケンジの母・峰子(鷲尾真知子)がシロさんに「会いたい」と言い出して、できれば姉も一緒に食事をしたいと提案されたという。そこでシロさんは、峰子らが住んでいる場所も考慮して、上野の老舗ウナギ屋の個室を自ら予約する。

 当日、2人はガチガチに緊張していた。ケンジも母がなぜシロさんに会いたいと言い出したのかいまだわからずにいた。やがてケンジの家族が到着するが、シロさんを見るなり「すてきな人だ」と盛り上がる姉たちに対し、峰子は一人冷静だった。

 和やかな時が流れる中、シロさんは「ただの食事会かもしれない」と思い始める。しかし、峰子は「ちょっと湿っぽい話になるけど…」と切り出して、もしケンジが亡くなった場合の葬儀について思いを吐露する。

 そして、もしもケンジの葬儀の時、峰子はシロさんと会っていなければ、シロさんが「ただの友人の1人としてしか見送ることができない」と話す。続けて峰子は「ケンジのこと身内同然と思っているのでしょ?」とシロさんに聞いて、「他人でも身内ってことはあると思う」と話す。

 放送終了後、SNS上には、「原作で1番心に残る話。10話で描かれて良かった。より自然に誠実で温かい表現を詰めたせりふが最高」「『シロさん、またすてきなお店選んでね』と返すケンジの愛情に、何食べの全てが詰まってる 」「家族として見送ってもらうために食事の場を設けるケンジ母、すてきすぎる。ケンジが優しく育った理由が分かる」などの感想が投稿された。

  また、このほか「原作の中でも一二を争うくらい好きな話。見ていて泣ける」「ここ何回かの 神回連発で涙腺BAN 」「ケンジのお母ちゃんが鷲尾真知子さんって、これ以上の配役ある?ってぐらいぴったりで感動」といった声も寄せられた