それらと一緒に並んでいるのが、衣装や小道具など、放送当時を知るファンには懐かしく、初めての人には作品への興味をかき立てる数々の展示物だ。その内容は、第1作「仮面ライダー」の熱狂的なブームを支えた少年仮面ライダー隊のペンダントやヘルメットから、平成の人気作「仮面ライダーアギト」(01~02)に登場した仮面ライダーG3-Xの装備、「仮面ライダー電王」(07~08)の武器デンカメンソード、「仮面ライダーW」(09~10)の主人公たちの衣装など多岐にわたる。
また、埼玉会場限定として『仮面ライダー555(ファイズ)20th パラダイス・リゲインド』(24)公開記念展示に加え、「仮面ライダーギーツ」(22~23)のコーナーには、埼玉スペシャルアンバサダーを務める志田音々が変身した仮面ライダーハクビの立像も展示されている。
さらに、各時代の区切りとなる場所には、昭和、平成(1期、2期)、令和と各時代のライダーたちの立像も並んでおり、一堂に会したその様子は壮観だ。会場の最後には、仮面ライダーの象徴である歴代の変身ベルトを展示したコーナーもあり、大人から子供まで、それぞれが思い出に浸りながら楽しむことができる。その充実ぶりは、駆け足で回ってもゆうに1時間はかかるほど。
このほか、先着でサクラタウン限定の仮面ライダーステッカーがプレゼントされる仮面ライダークイズラリーの実施、サクラタウン3Fの角川食堂では『THE 仮面ライダー展』とコラボしたノベルティ付きのオリジナルメニューが登場するなど、埼玉会場オリジナルの企画も満載。もちろん、図録などのグッズ販売コーナーも用意されており、ファンなら時間を忘れて「仮面ライダー」の世界に浸れること間違いなしだ。