舞台「ヴェニスの商人」公開舞台稽古が5日、東京・日本青年館ホールで行われ、草なぎ剛、野村周平、佐久間由衣らが熱演を披露した。
本作は、時代を超えて愛され続ける数々の名作を世に残しているウィリアム・シェークスピアによる最高傑作の一つ。深い人物描写と痛快な展開で多くの人を引きつけてきた作品だ。主演を務めるのは、本作がシェークスピア作品初挑戦となる草なぎ。その生い立ちゆえ、複雑な人間性を持つ高利貸しのシャイロックを重厚な演技で見せる。そのほか、高潔な商人・アントーニオを忍成修吾、アントーニオの親友・バサーニオを野村、富豪の美女・ポーシャを佐久間、シャイロックの娘・ジェシカを華優希が務める。演出は、第21回読売演劇大賞・最優秀演出家賞にも輝いた森新太郎が担当する。
草なぎは、「森さんの演出にくらいつき高みを目指して、一生懸命毎日稽古に励みました」と初日に向けた思いを明かし、「これだけ汗と涙と稽古場で流していれば、必ずいい初日を迎えられると思います! 皆さんにはシェークスピアが400年も前に書かれた、喜劇と悲劇の冥利(みょうり)に酔いしれていただきたいです!」とコメントを寄せた。
舞台は12月6日〜22日に都内・日本青年館ホールほか、京都、愛知で上演。
※華優希インタビュー エンタメOVOインタビューページで掲載中。