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日曜劇場「19番目のカルテ」「医学的には心という臓器はない」「毎回自分が診察されているかのように徳重先生の言葉が胸に刺さる」

 日曜劇場「19番目のカルテ」(TBS系)の第5話が、17日に放送された。

 本作は、松本潤がキャリア30年目で初の医師役に挑戦! 病気を診るだけでなく、心や生活背景を基に患者にとっての最善を見つけ出し、生き方そのものに手を差し伸べる19番目の新領域・総合診療医を描く新たなヒューマン医療エンターテインメント。(*以下、ネタバレあり)

 心臓血管外科の茶屋坂心(ファーストサマーウイカ)は、卓越したオペ技術と華麗な経歴を持つ魚虎総合病院の看板医師。しかし、その素顔はベールに包まれており、プライベートについては誰も何も知らないミステリアスな人物だ。

 そんな彼女の最近の関心ごとは、病院内の雰囲気が以前と変わってきていること。そして茶屋坂は、その変化の中心にいる徳重(松本潤)のある過去を知ったことから、まるで獲物を狩るかのように興味と追求を徳重に向けていく。

 そんな中、茶屋坂の母・愛(朝加真由美)が、重篤な状態で魚虎総合病院に救急搬送される。それを機に茶屋坂の心身に異変が起きる。

 放送終了後、SNS上には、「徳重先生、大門未知子みたいな茶屋坂先生を攻略。診察中に茶屋坂先生の表情や態度が徐々に変化していったのがよかった」「茶屋坂先生が徳重先生の問診のことをテクニック、まがいものって言ったけど、患者の心を溶かして動かすことができたならそれを何と呼ぼうと関係ないんだな」「茶屋坂先生の『人生で最も無駄な時間って何だと思う? 他人を気にすること』って言葉、分かる気がする」などのコメントが上がった。

 また、「松本潤さん初の医師役って意外だったけど、総合診療医として患者さんの心と生活背景に寄り添う姿にすごく感動する」「毎回自分が診察されているかのように徳重先生の言葉が胸に刺さる」「今回は人の心についての話だった。『医学的には心という臓器はない。それでも人は響き合う。あなたと私、その間に心は生まれると僕は思っています』という徳重先生の言葉が全てを物語る」などの声もあった。

 そのほか、「いろんなことに気付かされ、背負っていた荷物を一つ一つ降ろしていって心が軽くなるような、優しい気持ちになるすてきなドラマ」「ゆっくり普通の人の普通の人生を治療とともに解きほぐす。そんな一見地味な話だけどだからこそ深く胸に響く」といったコメントもあった。

(C)TBSスパークル/TBS(撮影:加藤春日)