移動手段として便利な自家用車は、とくに地方では欠かせない存在となっている。では、クルマを保有する目的は何か。パーク24(東京)は、ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」の会員を対象に、「クルマの保有とドライブ中の過ごし方」に関するアンケート(有効回答者数4927人)を実施した。調査期間は8月29日~9月9日。
今回の調査では、「クルマを保有している」人が56%、「保有していない」人が44%だった。クルマを保有する理由としては「買い物や仕事で必要」(56%)が最も多くなった。2番目に多かったのは「クルマでの移動・運転が好き」(44%)、3番目は「通学・通勤で必要」(40%)となったが、20代以下は「クルマでの移動・運転が好き」(55%)がトップになるなど、若者のクルマ離れが言われているものの、運転が好きな若者が実は多いことが明らかになった。他方、年代が上がるほど買い物や仕事のためにクルマを保有する比率が高くなる傾向があるが、40代では「家族・親族の送迎」(39%)が他の年代よりも約10ポイント高くなるなど、世代によってクルマを保有する理由に違いがあることがわかる。
クルマを保有していない人に保有しない理由を聞くと、「維持費が高い」(67%)、「カーシェアやレンタカーで十分」(63%)が上位に並んだ。経済的な理由が多くを占めているが、確かに昨今のガソリン価格の高騰を考えれば、コストが強く意識されるのは自然の流れだろう。