刑務所で囚人たちが社会復帰を目指すのはどの国でも同じ。ペルーの刑務所では、囚人たちが生地の裁断や縫製を担い、彼らが作った衣類でファッションブランド Pietà が立ち上がっている。ペルー大使館で2月4、5日の2日間、ポップアップストアの販売イベントが開催される(コンフロントワールド・東京)。
刑務所発のブランドPietàは、囚人たちの「何かしたい」「働きたい」という声を聞いたフランス人ファッションデザイナーがペルーの首都リマで立ち上げたもの。リマにある3カ所の刑務所で、囚人たちは安価な労働者ではなく、一人の職人として商品を作っている。
その熱意やストーリーにとどまらず、古くから上質なコットンの産地として有名なペルー産のコットンを100%使用し、価格に見合った滑らかな肌触りの衣類ができている。今年は日本とペルーの外交関係樹立150周年だ。