SDGs

廃棄りんご由来のレザーを使用 動物に頼らないビーガンのアイテムたち

sub1

 廃棄されるものを減らすだけでなく、植物性のものを好む人にはうれしいビーガンのアイテムでもある。本来であれば廃棄されてしまうりんごジュースの絞りかすを乾燥させ、合成レザーの原料、ポリウレタン樹脂と合成することで生まれたのが植物由来のビーガンレザー「aplena」。それを使用したバッグなどのアイテム(ラヴィストトーキョー・東京)が発売された。

sub3

青森県産アップルレザー「aplena(アプレナ)」
青森県産アップルレザー「aplena(アプレナ)」

 アップルレザーは、 従来のビーガンレザー(合成・人工皮革)よりも石油由来の原料の使用を抑えており、動物の犠牲を生まないだけではなく、環境に配慮されているのが特徴。一般的な合成皮革と同様、軽量で水に強いという利点も備えている。

main

 青森県のJAアオレン(青森県農村工業農業組合連合会)では、年間に約2万トンの原料りんごを集荷、加工しており、そのうちの約6000トンが搾りかすなどの「残渣(ざんさ)」として排出されている。このカーボンニュートラルな資源をバイオマスレザーとして活用したのがアップルレザーだ。Apple Rucksack(税込み2万6400円・カラーはOff Wihte、Blackの2色展開)やApple Canvas Tote Bag(同2万2000円・カラーはBlack×Ivoryのみ)など、カジュアル過ぎないシンプルさが魅力だ。