服の整理はなかなか大変だ。10年前なら着られたけど、というものから、もう着ないけれど愛着がある、きれいな色やデザインだけどうまく合わせらない、というものまで。でもそのワードローブは、プロが見ると応用できる組み合わせや使い方が見つかる“宝庫”かもしれない。『その服、まだ着られます』(山本あきこ著、扶桑社、税込み1650円)が発売された。
著者は、1万人以上のパーソナルスタイリングを担当したスタイリスト。40~50代は、甘めのファッションが好き、ベーシックで中性的、派手で個性的なアイテムに目がない、という3タイプが多く、“普通の服”を持っていないことで、コーディネートが決まらないということがあるのだそうだ。この状態から抜け出すための「万能サポート服」を指南してくれる一冊。合わせやすい有能小物や、手持ち服が生き返るコーデ、知っていると便利なおしゃれのコツなど、あまりお金をかけず、今あるものをおしゃれに活用できるアイデアが見つかるかもしれない。