着用回数の少ない子どものフォーマルな衣裳を「購入」するのではなくお得な価格で「レンタル」できれば家計に優しい。さらにそれが廃棄予定のウエディングドレスをアップサイクルしたものだったら、環境にも優しい。役目を終えた廃棄予定のウエディングドレスをアップサイクルした「キッズドレス」のレンタルを展開しているブライダル事業のノバレーゼ(東京)がこのほど、商品を拡充した。
同社は、結婚式で新婦が着るドレスを女児向けのパーティー衣裳に有効利用してレンタルする取り組みを、2022年10月にスタート。第1弾として、5~6歳を想定した110~130cmサイズを提供。第2弾として、対象年齢3歳以下の90cmサイズを今年4月から提供している。新たに発売するのは、90cmサイズ3種と、120~130cmサイズ2種。商品の拡充で、品ぞろえは計10型、20種に増える。
「キッズドレス」は、同社が運営するドレスのレンタルショップで使用済みウエディングドレスの縫製をほどき、前身頃やスカートの部分を取り出して活用。元々の素材自体が高品質で生地には光沢感があり、ドレスに使われている透明感のあるチュールやオーガンジー、優美で繊細な模様のレースも生かす。リボンやボタンといった必要なパーツを一部新調しながら、キッズドレス1着に対して最大3着のドレスを使って完成させる。デザインは東京モード学園の「ファッションデザイン学科」に在籍する4年生からアイデアを募集し、「廃棄されるドレスの素材や色味との相性の良さ」や「多くの子どもが着用できるシルエットやサイズ感の実現性」に着目し選定している。
キッズ向けのレンタル衣裳ながら、パーティーにふさわしい上質で華やかな装いなので、結婚式の参列や習い事の発表会、卒園式や入学式におすすめ。カラー、サイズ違いの同じデザインもあるので、姉妹おそろいのコーディネートも可能。
大人用パーティードレスをレンタルするECサイト「ANDYOU DRESSING ROOM」(アンドユー・東京)内の「キッズドレス」( https://and-u.jp/kidsdress )のコーナーで、レンタルを受け付ける。1回(3泊4日)のレンタル料金は、往復の送料とクリーニング代込みで税込み3300円。