福井県敦賀市は、北陸新幹線の敦賀開業を受け、地元のブランド魚「敦賀真鯛(つるがまだい)」を広く発信しようと、MR(複合現実)技術を活用した体験コンテンツを企画し、イベントなどで体験ブースを設けてPRする計画を公表した。
体験コンテンツは、敦賀市海水養魚協会が企画。MR(Mixed Reality)は、VR(仮想現実)空間と実際の空間を融合した技術で「敦賀真鯛の釣り体験や、つかみ取り体験を楽しめる」という。
敦賀市によると、温暖な太平洋側に比べ、海水温が低い日本海に面している敦賀湾は、日本最北端の真鯛の海水養殖場だといい「養殖真鯛とは思えないほどの身の締まりと脂の乗り、鮮やかな赤色が特徴だ」としている。
3月16日の新幹線開業イベントで、MRを活用した敦賀真鯛の釣り体験・つかみ取り体験を実施した。敦賀市はこうした取り組みを継続する考えで「これまで敦賀市内を中心とした地域での消費が中心だったが、北陸新幹線で来県した人にも食していただける機会が増えると期待している」という。