医薬品会社のアッヴィ(東京都港区)はこのほど、炎症性腸疾患(IBD)患者を支援する通信アプリ「LINE(ライン)」を使った配信プログラム「たよってIBD」の提供を始めた。
IBD患者自身が症状の悩みや治療目標を医師に適切に伝えための方法を提供する。IBD患者の中には、症状の悩みや治療に対する不満を医師にうまく伝えられない人がいるため、医師への相談を円滑に進めるための学習プログラムを12日間、LINEで毎日配信する、という。
プログラムは「知る」「記録する」「伝える」の3段階で進める。「知る」では先輩患者の経験などを配信。「記録する」では、日々の病状を記録し、現在の状態を把握することを学ぶ。「伝える」では、診療時のコミュニケーションの“こつ”を習得し、自身の生活目標を設定して、その目標を医師に正確に伝えるために有効な「相談シート」の作成方法を学習する。
アッヴィは「本プログラムを通じて、患者本人が治療に積極的に取り組み、自分に合った適切な治療法と出会い、以前と変わらない日常生活を過ごせるようになることを目指す」としている。
「たよってIBD」の詳細は たよってIBD紹介ウェブサイト。