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青森・岩手県・宮城県にまたがる三陸復興国立公園にあるリゾートホテル「休暇村陸中宮古」(岩手県宮古市)は、今年で14年が経つ東日本大震災を風化させることなく、教訓を来る災害への備えとするために、「田老学ぶ防災ガイド&防災グッズ付き宿泊プラン」を販売する。
宮古市には、東日本大震災のすさまじさを伝える震災伝承施設が10件あり、中でも、津波遺構第1号であり、被災した状態で保存されている「たろう観光ホテル」と、100年余り津波と闘ってきた宮古市の歴史を伝える「田老防潮堤」は、津波災害をリアルに伝えている。これら2つの施設を案内するのが、宮古観光文化交流協会による「学ぶ防災ガイド」。防潮堤の上での案内の後、「たろう観光ホテル」の館内や津波発生時の映像の視聴を通して、自然災害の恐ろしさと、自分の身は自分で守るという「命てんでんこ」の率先避難の大切さを伝えている。
休暇村陸中宮古の「田老学防災ガイド&防災グッズ付き宿泊プラン」は、「学ぶ防災ガイド」プログラム(通常60分コース)と防災グッズ(防災手ぬぐい、ホイッスル付きライトペン)、フォトカードがセットになった宿泊プラン。期間は3月1日(土)~6月30日(月)。料金は、平日2人1室利用、1泊2食付きで大人1人で税込み1万5500円。2人以上で前日までの予約が必要。集合場所の「宮古市田老地区潮里ステーション」までは各自で行き、防潮堤の案内からスタートし、津波遺構「たろう観光ホテル」に移動してマスコミ未公開の映像を視聴する。
陸中海岸のほぼ中央に位置する「休暇村陸中宮古」。はるか太平洋を見渡す海岸沿いの随所に景勝地があり、三陸の景観や遠野・平泉への観光拠点としても便利。敷地内にある遊歩道の展望台からは、本州最東端宮古市の日の出を見ることができる。夕食や朝食は三陸の「海の幸」と「山の幸」を好きなだけ味わえるビュッフェスタイルで提供している。
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