もうすぐ4月。卒業式も終わり、2025年3月卒の学生は4月からの新生活に向けて期待に胸を膨らませる人が多いことだろう。一方、2026年3月卒予定の学生は、4月からは最高学年、就活も佳境を迎える時期だ。リクルート(東京)の研究機関・就職みらい研究所は、就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施した。今回の調査は3月18日~3月24日に行い、大学生 815人、大学院生 343人が回答を寄せた。
それによると、3月18日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率は、58.7%(+8.9ポイント、前年同月比で以下同じ)と引き続き高い結果となった。内定率を文理別で見ると、「文系」54.8%(+8.2ポイント)、「理系」67.6%(+10.9ポイント)。また、地域別では「関東」63.2%(+13.1ポイント)、「中部」55.3%(+4.2ポイント)、「近畿」60.5%(+5.0ポイント)、「その他地域」50.6%(+7.9ポイント)と、どの地域においても5割を超えている。
内定取得者のうち、内定取得企業数が「2社以上」の割合が53.5%(+4.7ポイント)と前年同時期に比べ高く、内定取得者の過半数が複数企業から内定を取得している様子。また、内定取得先企業の業種については、3月18日時点で最も高いのが前年同様「情報通信業」(27.1%)で、前年同時期に比べ5.0ポイントアップした。以下、「機械器具製造業」(15.1%)、「製造業(機械以外)」(14.8%)、「サービス業(他に分類されないもの)」(14.5%)と続いている。