
海に囲まれたこの国だからこそ、“みんなの海”を守るという選択を――。トラベルブランドAww(アウ)の、海の未来を守るアップサイクルコレクション「Aww for the Blue Collection」から、日本で回収した廃漁網をリサイクルした多機能ショルダーバッグが、このほど登場した。
日本の海で役目を終えた漁網を回収・リサイクルし、新たな命を吹き込んだバッグ。機能性・デザイン性・サステナビリティを兼ね備え、旅先はもちろん、日常のあらゆるシーンに柔軟になじむ。
撥水ナイロン素材製の本体バッグには、内側・外側に複数のポケットがあり、旅先や日常で持ち歩く細かなアイテムもすっきり整理できる。本体に加えてスマホショルダー、小物ケース、ボトルホルダーの計4点がセットになっており、それぞれ着脱が可能。その日のスタイルや用途に応じて、最大15通りの組み合わせで使える自由度の高さが特徴。本体バッグの背面には、キャリーバッグのハンドルに取り付け可能なスリットがついており、空港や駅でのスムーズな移動をサポートする。太めのショルダーストラップが肩への負担を軽減する。
アウトドアの実用性を備えながら、都会の風景にもなじむミニマルなデザイン。サイズは横31cm×縦19cm×幅11cm(キャリーバー取り付け部19cm)、重量500g。ブラック・ベージュ・カーキの3色展開。2万4800円。スマホショルダーは単品でも販売する。サイズは横11cm×縦18cm×幅3cm、重量130g。同3色展開。7990円。価格はいずれも税込み。
海洋ごみの約60%を占めるといわれる廃漁網。一度海に流出すれば、自然に分解されるまでに800年もの年月がかかるといわれ、美しい海の生態系に深刻な影響を与えている。この課題に向き合うため、「Aww For the Blue Collection」は、海洋プラスチック問題に取り組む「Alliance for the Blue」と協働し、廃漁網を再生したリサイクル素材を使用したアイテムを展開している。売り上げの一部はAlliance for the Blueを通じて「藻場再生プロジェクト」への支援金として活用され、奄美大島の瀬戸内町で進められている海藻の育成・移植を通じた藻場の再生に役立てられる。