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料理を通じてだれもが育児に参加しやすい社会を パーソルの部活動「男性育休推進部」が「育児パパめしレシピブック」を公開

 

 人材サービスのパーソルホールディングス(東京)は、パパ社員による料理イベント「育児パパめし」で披露されたレシピとエピソードをまとめた「育児パパめしレシピブック」を制作し、このほど、パーソルグループのウェブサイト「Touch!PERSOL」で公開した。

 パーソルグループの“部活動”の一つである男性育休推進部が、育児期の料理をテーマにしたイベント「育児パパめし」を今年8月に開催。社員とその家族、計28人(うち9人がパパ)が参加した。会場では、育児中のパパを代表して4人が離乳食や幼児食、家族全員で楽しめるメニューを調理・発表した。

 今回公開したレシピブックには、パパ社員が家庭で実際に作った離乳食や幼児食、家族で楽しめるメニューを収録している。新幹線おにぎりプレートやカラフルパンケーキ、ツナコーンそうめん、栄養たっぷりお好み焼きなど、手軽に作れて子どもも喜ぶ工夫が満載。各レシピには、料理を担当したパパのエピソードや家族の声も添えられ、食卓を囲む中で育児に参加するリアルな姿を伝えている。さらに東京都助産師会の協力を得て、助産師による栄養アドバイスも掲載。料理が得意でない人でも気軽に取り組める内容になっている。

 事前に実施した社内アンケートでは「料理に苦手意識を持つパパ」が一定数いたという。一方でママからは、「料理をしてもらえると休息の時間ができた」「心の余裕が生まれた」「一緒に食卓を囲むことで思いやりが伝わる」といった声が多く寄せられ、料理を通じた関わりが家庭にポジティブな影響をもたらしている様子も浮かび上がった。

 「男性育休推進部」は2023年12月、パーソルグループ内の男性の育休取得に関する風土づくりを目指すため、男性育休取得経験者を中心に、社員同士の有志コミュニティーであるグループ内部活動(みんなの部活)としてスタート。これまでの大きな取り組みとして、月1回の全国の部員がオンラインで集まっての困りごと・悩みの共有や、育休取得啓発のためのイベントを開催してきた。現在、パーソルの男性育休取得率は84.3%。取得率は100%に向けて年々高まっているという。今後も男性育休取得者同士、そして育休取得を応援するすべての社員同士の交流を促進し、育休を取得しやすい社内風土醸成を目指していくとしている。