生徒の不登校問題に、手帳を活用してアプローチしようという試みを、NOLTYプランナーズ(東京)が提案。「手帳×生徒のストレス軽減」をテーマにした中学・高校の先生向け無料セミナーを2月2日(金)にWEB会議サービス「Zoom」を利用して開催する。
2023年10月に文部科学省が公表した「令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」によると、小・中学校での不登校は過去最多を更新し、合計で約30万人に上っている。生活リズムの乱れや自己肯定感の低さ、ストレスなどが、不登校をはじめ、学校現場における暴力行為やいじめなどの課題につながっているという背景もある。
NOLTYプランナーズは、手帳を活用した「自己管理」「探究」「部活動」を通して生徒が楽しみながら成長するサポートをするプログラム「NOLTYスコラ」シリーズを展開している。今回のWEBセミナーでは、中高生の「ストレス」に着目。ICTが学校現場でも当たり前のものになった今、改めて紙の手帳で自己管理するメリットや、スケジュール管理にとどまらない手帳が持つ可能性などを紹介し、手帳を用いてストレスとうまく向き合うためのヒントを提供する。
第一部では、国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センターの伊藤正哉氏が、認知行動療法の視点から手帳を使ったストレスとの上手な向き合い方や、先生と生徒の関わり方のポイントを話す。第二部では、実際にスコラ手帳を導入している東北芸術工科大学の吉田朗氏が、スコラ手帳の活用による学修成果とストレス値の相関関係について話す。
開催時間は16時~17時30分、定員500人。申し込みは、NOLTYスコラのホームページ内、専用フォームから。