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こまつ座第144回公演「イヌの仇討」 大石内蔵助が登場しない忠臣蔵

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 井上ひさしの戯曲を上演している、こまつ座(東京)は、第144回公演として「イヌの仇討」を11月3日~11月12日の期間、紀伊國屋ホールで上演する。

 「思えば、あの白髪のいい老人が気の毒でならぬ」──と井上ひさしが評した吉良上野介が、討ち入り当日、密室でお犬様と隠れ、首をはねられるまでの二時間をどう過ごしたかを描いた作品。吉良の目線から、その知的な興味を駆使して語られるスリリングな舞台運びは、忠臣蔵のもう1つの側面を浮かび上がらせる。討ち入りから320年、大石内蔵助が登場しない忠臣蔵が描き出すものとは…。

 井上ひさし版の「忠臣蔵」を、東憲司の手によって再々演。出演は、大谷亮介、大手忍、彩吹真央、尾身美詞、俵木藤汰、薄平広樹、田鍋謙一郎、原口健太郎、石原由宇、三田和代が出演者に名を連ねる。

 入場料は8,000円(全席指定、税込み)、U-30(観劇時30歳以下)6,500円。
 問い合わせは、こまつ座(03-3862-5941)まで。前売りチケットは、こまつ座オンラインチケットから。

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